1. 事故現場を離れない

 交通事故が関係者の負傷や死亡を伴う人身事故の場合には、救急医療処置が必要でない限り、警察官が到着するまでは事故現場を離れないようにしましょう。カリフォルニア州では、事故現場を離れてしまうとひき逃げと見做される原因となります。また、最高1万ドルの罰金及び最長1年間の禁固刑 (怪我の程度が深刻な場合や死亡事故の場合にはそれ以上) が科されることにもつながりかねません。 

 事故の影響が物損のみの場合は、一般的に身元の確認が済めば事故現場から離れても法的に問題はありません。カリフォルニア州では事故現場で身分を証明しないことは“Misdemeanor hit and run”という不法行為に相当するため、ひき逃げと見做されない為にはきちんと身分証明をしておくことが大変重要なステップです。

 

2. 相手の乗用車の記録を残す

 怪我人への対応や車の移動などが一段落した時点で、以下のことを書き留めるか、スマートフォンで写真を撮るなどして記録を残しましょう。

    • 事故に関わった全ての車のナンバープレート番号
    • 車のメーカー、年式、車種、色

     

  1. 3. 他の運転手、目撃者と連絡先を交換する
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  3. 相手の運転免許証、保険証、レジストレーションの提示を求め、写真を撮らせてもらうか書き留めておきます。また、出来る限り現場に居た方や事故の目撃者とも連絡先を交換し、警察官の名前も記録しておきましょう。どちらの責任であっても、ご自分の連絡先を相手に渡すことも忘れずに。

  1. 4.過失を認めない

ご自身の過失で事故が発生したと思われる場合でも、その場で過失を認める発言をしないことは非常に重要です。謝罪と受け取られる発言をしてしまうと、すべての非がこちらにあると認めたという誤解を招き、ご自身が保険会社から妥当な金額の補償を受けることさえも難しくなってしまいます。もしも相手から強く非難された場合は、穏やかにご自身の保険会社に連絡するように伝え、人身事故専門の弁護士に相談をすることを検討しましょう。

  1. 5. 事故現場を記録する
  2. もしも無理なく撮影できるようであれば、事故現場を写真に収めておくと、後に弁護士が事故の状況を判断する際に非常に役立ちます。出来る限りすべての車両やその他に生じた損害箇所、及び身体上の怪我を記録しておきます。そうしておくことで、後日先方から不当なクレームを受けた時にも的確な反論をすることができます。

    安全性の問題や怪我人の応急処置が必要な場合など、事故現場での撮影が何らかの理由で難しい場合でも、なるべく早く現場に戻って記録されることをお薦めします。事故後数日経過した写真であっても、弁護士が現場の様子を把握するためには有効です。

  1. 6.ご自身の負傷を記録する

    事故による怪我の記録を残すために写真を撮っておきましょう。病院での治療が必要な場合には、通院の度に毎回看護師や病院関係者に写真を撮ってもらうようお願いをします。また記憶が新しいうちに、症状や痛みの詳細を文書や写真に残しておきます。証拠が多ければ多いほど、適切な補償につなげることができます。

     

  1.  7. 人身事故専門の弁護士を味方に

    人身事故専門の経験豊かな弁護士に相談し、警察による事故処理報告書を含む様々な証拠を基に、損害賠償を請求することが可能かどうかを検討してもらいましょう。

    治療費の支払いが困難な場合には、相手方から受け取る損害賠償金によって治療費を支払うMedical lienという方法を利用することが可能です。弁護士によってはMedical lien に対応出来るカリフォルニア州内の医療機関を紹介することも出来ます。

     人身事故専門の経験豊富な弁護士は、事故処理のプロセスや保険会社の用いる手段を熟知しているため、あらゆるケースへの対応が可能です。弁護士を通した賠償請求が、保険会社からの迅速な示談金の提示に繋がることは珍しくありません。相手方の保険会社とのわずらわしい交渉は弁護士に依頼し、より良い条件での早期解決を目指しましょう。