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交通事故に遭ったときの心得:被害者・加害者どちらでも知っておきたいポイント
12.15.2025 | ブログ

交通事故に巻き込まれると、どんな状況でも冷静な対応が重要です。相手の過失であっても、自分に過失がある場合でも、共通して押さえておきたいポイントがあります。ここでは、事故直後の行動や証拠の残し方、弁護士への相談など、知っておくと安心な対処法をまとめました。
1. 事故現場から離れない
事故現場を離れることは厳禁です。
- 相手と情報交換をする- ただし会話は最小限にし、事故の原因や経緯について話し合うことは避けましょう。
- 警察が到着するまで待つ-物損のみの場合、警察が来てくれないことは珍しくありません。その場合、落ち着いてご自身で対処することが必要です。
事故が物損だけの場合でも、身元を交換せずに現場を離れるとひき逃げとみなされる可能性があります。法的な問題を避けるためにも、しっかりと対応しましょう。
2. できるだけ多くの記録を残す
怪我や車の移動が落ち着いたら、次の情報を記録しておくと後で役立ちます:
- 関わったすべての車のナンバープレート、車種、色、年式
- 車や建物の損傷箇所、関係者の怪我の様子
- 道路状況や事故現場の全体像、防犯カメラの有無
写真や動画は非常に有効です。後日、保険会社や弁護士が事故の状況を確認する際や、不当なクレームに反論する際にも役立ちます。安全性の問題やけが人の応急処置が必要な場合など、事故現場での撮影が難しい場合は、なるべく早く現場に戻って記録しましょう。事故後数日経過した写真であっても、弁護士が現場の様子を把握するためには有効です。
3. 事故当事者・目撃者と連絡先を交換する
事故現場を離れることは厳禁です。
- 相手の運転免許証や保険証、車両登録カードの情報を確認し、写真やメモで残す
- 現場にいた目撃者の連絡先も記録しておく
- 警察官の名前やケース番号も忘れず記録して、後日事故処理報告書を入手
相手に過失がある場合でも、自分の連絡先を渡すことが重要です。
4. 交通事故専門の弁護士に相談する
経験豊かな交通事故専門の弁護士に相談することで、損害賠償の請求が妥当かどうかのアドバイスを受けられます。
- 治療費や減収だけでなく、精神的苦痛など目に見えない損害も請求可能
- 多くの場合は成功報酬型での契約となり、初期費用が不要
- 弁護士に依頼すると、保険会社との交渉もスムーズで満足度の高い示談につながることが多い
被害者としての心得
- 怪我をした場合は、早めに適切な治療を受ける
- 診察ごとに写真や診療記録を残す
- 記憶が新しいうちに、症状や痛みの経過を文書や写真で記録する
証拠が多いほど、補償を受ける際に有利になります。弁護士を通じて医療機関の紹介も可能です。
加害者としての心得
- 事故現場で過失を認める発言や謝罪は控える – こちらに非があると認めたという誤解を招く
- 相手から非難された場合も冷静に対応し、自分の保険会社に連絡する
過失の有無に関わらず、冷静に行動することが自身を守る第一歩です。
まとめ
交通事故に遭ったときは、冷静に行動し、証拠を確実に残すことが重要です。お怪我をした場合は、弁護士に相談することで、スムーズに適切な補償を受けることができます。事故後の対応を知っておくことは、予期せぬトラブルを避けるためにも非常に役立ちます。